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続き。 

昨日の文の続きです。とりあえず終わります。

ものすごくどうでもいい話なのですが、今日のおじゃる丸でおじゃるがかずまに
すごい勢いで愛の言葉を強いていて目ん玉飛び出るかと思いました。何と言う
愛に貪欲なおこさま…!あとこんな子供に「好きだ」って言えないかずまもどーよ!
何意識してんだよ!おまえら出来てんのかよ!おじゃるあなどれねえ…ゴクリ。
忍たまは「あれえ最近の話一度見たなあいや原作の話だけどアニメのこの動きを
見たことがある…何故だ…」と首を捻っていたのですがようつべで見たんかもしれん…。
しかし利子たんは麗しいのうはあはあきれいなおねいさーん!
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「……何だって?」


 予想だにしなかったきり丸の言葉に一瞬阿呆のように呆けてしまった。
 気を取り直し思わず聞き返す。


「見合い?誰のだ?…お前のか?」
「団蔵のです」
「団蔵!?」


 団蔵というのはもしかしなくったってうちのクラスの加藤団蔵のことだろう。馬借業の跡取として近頃めっきり精悍さを増してきたし(字が汚いのは相変わらずだが)、それを見初めた若い娘やその親がゆくゆくは内儀にと縁談の話がそろそろ出てもおかしくはない。
 良家の子女も少なからず在籍する学園では「親が決めた婚約者がいる」というのもそう珍しい話でもないが、しかしそれで何故きり丸が出て行くのだ。しかもこんな格好で。
 伝言の果てに不可解になってしまった言葉を解くのは教師生活の中でもう慣れたが、今回は中々難解だ。大体言葉が足りない、いつもは一言どころか二言も三言も多いくせに。
 その上で答えだけ先に書くなんて、きり丸お前減点10だ。


「……つまり団蔵の見合いを壊す為にそんな格好をしているのか」
「ぴんぽーん!すっげー良くわかりましたね」
「わからいでか」
「いやー休みの前に団蔵に泣き付かれちゃってー。春休みに家の手伝いで油問屋に行ったらそこの娘さんに惚れられちゃったんですって。
それから毎日会いに来るわ授業が始まってからも大量に文は届くは、断っても聞かないし家のお得意さまなだけにあんまりひどいことも出来ないしでつい「もう付き合ってる子がいるから」って言っちゃったと。まあ当然嘘なんですけど」
「それで終わらなかったんだな」
「終わらなかったんですねー信じないそれなら会わせてみろの一点張りで。団蔵の父ちゃんに何て言ったんだか知らないですけど気付けば夏休みに顔合わせなんてことになってたんですって。情熱的ですよね~そこまで惚れられたら幸せじゃんそのまま卒業したら結婚しちゃえばって言ったんだけど、どーも顔が残念な感じだそうで。『オレは別に面食いじゃないけど、もう少しくらいは残念じゃない方がいい…!』とか泣かれてもねえ。それより能高速号が一番綺麗だって言ってる時点でアイツの基準がどうかと思うんっすけど」
「ああ団蔵のあの馬か、確かに綺麗だよな毛並みは。…馬の美醜はともかくとして、そこでお前が女装して会うことになったのか?」
「特別に友情価格で引き受けました。最初はくの一クラスに頼みにいったんですけど」
「叩き出された訳だな」
「そりゃもうこてんぱんに。あ、でも着物は借りれましたよ」
「やっぱり借り物かそれ」
「トモミのです、もちクリーニング代は団蔵持ちで。おれが買う訳無いじゃないっすかー!」


 あっははー!とケラケラ笑うきり丸は全くいつも通りのきり丸だ。先ほどまでの蝶よ花よといった風情も口を開けば全てぶち壊しである。知らず入れていた力が一気に抜けた。
 「おれがやるって知ったら面白がって色々貸してくれたんですよね、その代わりにって好き勝手に人の顔いじってくれやがって。終わった時なーんか複雑そうな顔してましたけど」と続けているが、くの一たちのその反応は目の前のきり丸の容姿のみを取り出せば何となく判る気がする。
 判る気はするが個人的にどうにも判りたくないというか判らない方が多分いいというか―――そんな気がして、目を伏せた。


「話は判った。だがそこまで着飾る必要は無いだろう」
「やるからには完璧を目指しませんと」
「その熱意を何でお前はべん」
「だあーって先生、大体ね土井先生の場合女装ったって女物の着物とりあえず着てみましたって感じじゃないですかアレじゃあ駄目っすよ!女の人にも今時の流行ってのがあってですね、これでも結構気ィ使うんっスよねーそうそうここの帯二つで巻いてますでしょ、これをどっちも柄物にして軽く交差させるのが今はナウいのよってこの前言ってましたよ伝子さんが」
「…伝子さんが…」


 鸚鵡返してげんなりした。くだんの実技担当教師の髭剃り跡も青々しい女装姿が脳裏に浮かぶ。
 

 うわあああ止めて下さいよシナを作って投げキッスとかしないでください本当にもうどうしてそんなことまで調べてるんですか絶対ソレ趣味じゃないですかきり丸お前もお前だ一体何を話しているんだ!
 

 時々実戦で仮の姉妹になるこの二人が、近頃妙に阿吽の呼吸だなあ…なんて感じていたのはやはり自分の気のせいではなかったのだと半助はガックリ頭を垂れた。
 項垂れてると半町程先から馬の蹄と嘶く声が聞こえてきた。「清八さんだ」ときり丸が言う。どうやら加藤村から迎えが来たようだ。
 馬での送り迎えがあるのならばこの格好でも特に問題も無いだろう。そうため息をついて円座に座り直し、暫く溜めていた本を片付けることにする。
 

「じゃあおれ行ってきますから。お礼にタダ飯食べさせてくれるって言うし遅くなるかもしれないです、もしかしたら泊まって来るかも」
「あー行って来い行って来い」
「あそこに宛名書きの封筒置いときましたから」
「納期は」
「明後日です」
「じゃあ間に合うな、却下」
「けちー」
「お前に言われたくないわい」
「ねえ先生」
「ん?」

「ちょっと慌てた?」


 ぱちくり。


 庭に下りて草履を履いたきり丸が妙に真面目な顔でこちらを見ていた。何に対して、とは言わない。この子はどうでもいいところでは一言余計なのに、肝心なところで言葉が足りない。
 答えあぐねて「ああ、まあ、な」と口にしたところで「きり丸さーん!若旦那の使いで来ましたー!」と声がした。きり丸はちらとそちらを見て、また半助に向き直ると「それなら、いいんです」と笑って、外へ飛び出して行った。


 喋って笑ったせいだろうか。紅は少し落ちていた。
 




 
 泊まるかもしれないと言ってたのに、きり丸は酉の刻には帰ってきた。首尾は上々で早くに終わったのだという。タダ飯はどうしたと問うたら馳走を包んで手土産に抱えていた。夕飯の支度をしていたところなので丁度良かった、久しぶりにまともなタンパク質が取れそうだ。
 竃にかかっていた鍋を覗いて、「これ二人分ありますよ」ときり丸が言う。
 「作りすぎた」と半助が答えると、「そりゃ勿体無いっすね」とくすぐったそうに笑った。きり丸がもしかしたら帰ってくるかもしれないと無意識に思っていたのかもしれないが、本当に作りすぎてしまったのだ。
 一人分の量など、忘れてしまった。


 炭櫃を囲みながら本日の戦果を聞く。相手はきり丸(いや、この場合はきり子か)を見たら多少騒いだが意外にあっさり引いたという。残念だそうな顔は確かにそこそこ残念だったらしい。でも馬と比べたら可哀相だときり丸はしつこく馬の美醜について語っていた。
 ひとしきり話した後、ポツリと「でも先生の見合いはぶち壊さないから安心していいですよ」と言われた。予定が無いものに対してこんなことを言われてもどう反応していいのやら。
 「お前たちがいるうちはそれどころじゃないよ」と答えたら、妙に深刻そうだった顔を一転させて「そうっすよねー生徒の女装に興奮してるようじゃ当面無いですよねー」とどこかで聞いた憎たらしい言葉を口にしたので一発制裁を加えた。本当にこういう時は一言多い。


 就寝までの間に洗濯の時に見つけた着物のほつれを直すかと針を持った時、きり丸の着物も目に入る。そろそろ窮屈そうだしまた自分の昔の着物を仕立て直すか、どれがいいだろうかと悩んでいると「内職内職」と呟きながら寝巻き姿のきり丸が横を通った。
 帰ってきた際に既に着替えてはいたが、残っていた油や粉が全て洗って消えたことにどことなくほっとする。勿論紅もすっかり落ちていつもの健康的な色に戻っている。
 やはりこちらの方がいいな。
 一人ごちて、何となくその自分の思考の違和感に少し首を捻った。




 奥の部屋から「あ、半分出来てる」と声がした。
 
 



END
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なんか無駄に長くて…すいませんでした…。
ちょっと尻切れトンボですいません、これは組皆をそこそこ巻き込んで
ドタバタした後にきちんと土井きりでくっつける!というのが楽しいよなあと
思ったんですが、そうなるとオフライン向け(いやその場合漫画なんですけど)
になるなあと思ってとりあえずこれはこれで終わらせておきました。無理やり
感漂うけど…。ドタバタコメディの後のラブっていいよね!だいこうぶつ!っつー話。
何か色々間違ってると思いますが軽く流してやって下さい…。

とりあえず自分的に掛け合いやキャラに慣れる意味もあっての
メモみたいなSSでしたお目汚し失礼しました!
もし読んで下さった方いらっしゃったら有難うございました!
いやしかしきりちゃんはよう喋るなあ~こんなに喋る受けは初めてだから新鮮だった。
少し喋らせすぎたような気もする。正に「口を開かなければマシなのに」状態。
あともうちょっと歳取らせた方が良かった話な気もするんだけど何となく私的に
4年生くらいでくっついて欲しいなあなんておれの願望がこんな風に…させてしまった…。

きりちゃんはもう土井先生が好きだけど先生はまだ気付いてないよーという微妙な。
この段階ではきりちゃんが先生を振り回しているようだけどいざくっつく
辺りでは先生も振り回してくれるのがいいな。大人の本気を舐めちゃいけないんだぜ…!
っていうかもう振り回しあえばいいじゃない!それがKOIじゃNAI!(黙れ)

実はこれで一番何が書きたかったかって伝子さんの下りだったことはここだけの秘密です。
あと団蔵は私内で旦那にしたいランキングNO.1なので出してしまいました。
若旦那はあはあ。

ああ楽しかった…。
まさしく自己満足の極みだ…。

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